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SFC改定は本当に“改悪”なのか?変化の本質と、これからの付き合い方

月曜日恒例の社長ブログです。

今回は、旅好きの方、特にANAを利用している方にとっては避けて通れないテーマ、「SFC(スーパーフライヤーズカード)の改定」について書いていく。

すでに多くの人が情報を見ていると思うが、今回の改定はかなり大きなインパクトがあった。
SNSやYouTubeを見ていると「改悪だ」「裏切られた」といった声も非常に多い。

ただ、結論から言うと、私はこの改定を“悪いもの”だとは思っていない。
むしろ、ある意味では“自然な流れ”であり、“本来の価値に戻す動き”だと捉えている。

今回は、その理由を自分なりの視点で整理していく。


目次

SFC改定は本当に改悪か?

今回の改定で最も批判されているポイントは明確だ。

・これまで「一度取れば半永久的に維持できる」と思われていた仕組みが変わったこと
・年間300万円というクレジットカード利用条件が追加されたこと

この2点に尽きる。

特に、「持っているだけで上級会員相当」という価値に魅力を感じていた人にとっては、大きな変更に見えるだろう。

ただ、冷静に考えると、そもそもこの制度自体がかなり“緩かった”のも事実だ。

実際、ここ数年でSFC保有者はかなり増えていた。
コロナ禍の特別対応やポイント倍付けなどもあり、「以前よりも圧倒的に取りやすくなった」のは間違いない。

プレミアムチェックインカウンター

その結果どうなったか。

・ラウンジは常に混雑
・優先搭乗の列も長蛇
・上級会員の“特別感”が薄れる

こういった現象が起きていた。

本来、上級会員というのは「ゆったりした時間」「ストレスの少ない移動」「特別な体験」を提供するためのもののはずだ。
それが“誰でも簡単に持てる状態”になれば、当然その価値は薄まる。

そう考えると、今回の改定は「価値の再調整」と見ることもできる。

もちろん、年間300万円という数字は、人によっては高いと感じるだろう。
特に若い世代や単身者にとってはハードルが上がったのは事実だ。

しかし一方で、家計や支払いを集約すれば現実的なラインでもある。

つまり今回の改定は、「誰でも持てるステータス」から
「意識して使う人が持つステータス」へ変わった、ということだと思っている。


新SFCプラスの意味と価値

今回の改定で新たに出てきた「SFCプラス」。

ただ、ここは誤解してはいけない。

実は“特典そのもの”は大きく変わっていない。

では何が変わるのか。

それは「持っている人の質」だ。

これまでのSFCは、ある意味で“取得したら終わり”だった。
年会費だけ払っていれば維持できるため、使わない人も多く含まれていた。

今回の仕組みでは、そういった層は確実に減る。

結果としてどうなるか。

・ラウンジが空く
・優先搭乗の列が減る
・全体的に落ち着いた環境になる

これこそが、SFCプラスの“本当の価値”だと思っている。

特に私が重要だと感じているのは「優先搭乗」だ。

SFCによるグループ2での優先搭乗

最近の飛行機は、機内持ち込み手荷物の問題が非常にシビアになっている。
特に4月からはルールも厳しくなり、収納スペースも限られている。

後から搭乗するとどうなるか。

上の収納棚が埋まっていて入らない。

これは本当にストレスになる。

場合によっては、

・預け直しになる
・時間を取られる
・追加料金が発生する可能性もある

こういったリスクすらある。

だからこそ、優先搭乗で“確実に収納できる位置を確保できる”というのは、想像以上に大きなメリットだ。

十数年前、私自身も修行をしてSFCを取得した。
当時は大変だったが、それでも「価値がある」と思ったからやった。

今回の改定は、その価値を“元に戻す動き”だと感じている。


スターアライアンス シルバー落ちの現実

今回の変更で重要なのが「スターアライアンス ゴールド → シルバーへの変化」だ。

SFCプラスを維持できない場合、ここが大きく変わる。

まず前提として、

国内線だけを見ると影響はそこまで大きくない。

しかし、国際線になると話は別だ。

スターアライアンスシルバーになるとどうなるか。

・ラウンジ利用不可
・優先搭乗なし
・優先チェックインなし
・手荷物優遇なし

つまり、ほぼ“何もない”に近い。

唯一あるのは、空席待ちなどの優先くらい。

正直、これは日常的に使うものではない。

だからこそ、海外に行く人にとっては「ゴールド維持」は非常に重要になる。

ANAラウンジ
HND第2ターミナル国際線

私自身は、

・シンガポール航空
・タイ国際航空
・エバー航空

など、スターアライアンス系をよく利用する。

その際にラウンジが使えない、優先搭乗できないとなると、快適さは大きく下がる。

例えば、シンガポールのチャンギ国際空港のラウンジ。
ここが使えないのは、かなり大きな差になる。

もちろんビジネスクラスに乗れば解決する話ではある。
しかし、すべてをそれで解決するのは現実的ではない。

だからこそ、

「SFCプラスを維持するかどうか」

これは単なるクレジットカードの話ではなく、
“旅の質をどう考えるか”という話になる。


僕が考えるこれからのSFCの捉え方

最後に、今回の改定をどう捉えるか。

私はシンプルにこう考えている。

「文句を言うか、考えて行動するか」

この違いだけだ。

正直、やり方はいくらでもある。

例えば、

・支払いを集約する
・チャージルートを工夫する
・投資や決済を組み合わせる

少し考えれば、達成方法は見えてくる。

もちろん面倒ではある。

でも、それをやるかどうかは自分次第だ。

そして私は、これも含めて“旅の楽しみ”だと思っている。

どうやって効率よくマイルを貯めるか。
どうやってお金を使うか。
どうやって時間を作るか。

これはすべて「人生設計」そのものだ。

よく言われる。

「そんなこと考える余裕がない」

でも、それは違う。

余裕がないのではなく、“考えていない”だけだ。

時間はデザインできる。
お金も使い方で変わる。

私はそれをずっと実践している。

そして思う。

人は何のために働くのか。

仕事のために生きているのか。
それとも人生を楽しむために働いているのか。

私は後者だ。

仕事も好きだ。
でも、人生も同じくらい大事だ。

その両方を楽しむために、工夫する。

新千歳空港にて・・・・

今回のSFC改定も、その一つに過ぎない。

変化を嘆くのではなく、
変化をどう使うかを考える。

その差が、これからの人生を大きく分けていくと思っている。

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