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【旅で整える】心と時間のバランスを取り戻すMLA的視点


月曜日恒例の社長ブログです。
今日は「整える」というテーマで、旅の中で出会った5つの景色から学んだことをお届けします。
空間を整えること、心を整えること、そして時間の中で自分を整えること。
静けさも喧騒も、歴史も現代も、夜景も自然も、すべては「整える」ためのヒントを与えてくれる。
写真を通して振り返りながら、人生のバランスについて考えてみました。


目次

ホテルのライブラリで心を整える時間

ホテルのライブラリに足を踏み入れた瞬間、外の喧騒や旅の移動で積み重なった疲れがすっと溶けていく感覚があった。
整然と並んだ本棚は単なるインテリアではなく、そこに流れる空気を作り出している。光と木の温もりが絶妙に調和し、そこに座るだけで心が静まり、余計な思考が整理されていく。
「読む」ことそのものよりも、ここに存在する本や空間が放つ秩序に自分をゆだねることで、自然と心が整っていく。
現代社会は情報に溢れていて、常に何かを選び、判断し続けなければならない。だからこそ、ただ本に囲まれ、灯りの揺らぎに包まれる場所は、心を「沈める」装置となるのだろう。

ホテルのライブラリ、光と木の温もりに包まれた空間
ホテルのライブラリ、光と木の温もりに包まれた空間

羊蹄山を前にした食卓で五感を調える

羊蹄山を背景にした食事の時間は、五感をまるごと「整える」ような体験だった。
テーブルに並ぶグラスに映る光のきらめき、澄んだ水の透明感、キャンドルの小さな炎――そのすべてが雄大な自然とつながり、目の前の景色に奥行きを与えている。
忙しい日常にいると、食事はつい「栄養をとるための作業」に変わってしまう。しかしこの瞬間は、食べるという行為が「生きることそのもの」と重なって感じられた。
自然のリズムと調和したとき、人は余分なものを手放し、深く呼吸することを思い出す。整えるとは、外の景色を変えることではなく、自分自身の心と身体を自然に重ね直すことなのだと気づかされる。

羊蹄山を背景に並ぶグラス、自然と調和するテーブル
羊蹄山を背景に並ぶグラス、自然と調和するテーブル

バンコクの喧騒で気づく心のリズム

バンコクの夜の街に足を踏み入れると、光、音、熱気、匂い、人のざわめき――あらゆる刺激が一度に押し寄せてくる。
最初はただ混沌としていて、どこに立っているのかも見失いそうになる。しかし、次第にそのエネルギーの渦の中で、自分自身のリズムを探そうとする意識が芽生えていく。
整えるとは必ずしも静かな場所で行うことだけではない。むしろ、混乱や雑踏のただ中にいても、自分の心の軸を失わないことこそが本当の「整える」ではないか。
周囲の喧騒を受け止め、体の奥でそれをろ過し、自分の内側に秩序をつくる。旅の中でこうした環境に飛び込むことで、心の揺らぎと整え方の幅を知ることができるのだ。

バンコク・ナナ周辺の夜、市場と人々のエネルギー
バンコク・ナナ周辺の夜、市場と人々のエネルギー

法隆寺で歴史の静けさに心を整える

法隆寺を訪れたとき、かつて修学旅行であふれていた喧噪はなく、ただ澄み渡る青空と木造建築の美しさが広がっていた。
五重塔と大講堂を前にすると、千年以上の時を超えても変わらずそこに佇む存在感が、時代の流れを超えて「整える」力を放っているように感じられる。
人の少ない境内を歩くと、建物の影や石畳の音までが静かな調和を作り出し、自分の中のざわつきが自然と整っていく。
日常の変化はめまぐるしいが、こうした歴史の重みの中に身を置くと、自分の悩みや焦りが小さな点に思えてくる。整えるとは、長い時間軸に自分を置き直すことでもあるのだ。

法隆寺五重塔と大講堂、青空に映える伽藍
法隆寺五重塔と大講堂、青空に映える伽藍

札幌の夜景が示す「整える視点」

札幌の街を高層階から眺めた夜景は、果てしなく続く光の網のようだった。
ビル群や道路、無数の点滅するライトは、一見すれば無秩序に散らばっているように見える。けれど、高い視点から見渡すと、それがきちんとした秩序の中に収まっていることに気づく。
人生の出来事も同じで、渦中にいるとバラバラで意味のない点に思えても、振り返ったり視点を変えたりすることで、全体がひとつの流れに整っているとわかる瞬間がある。
夜景はただ美しいだけでなく、私たちに「視点を変えることが整える一番の近道である」と静かに教えてくれているようだった。

札幌の街を見渡す広大な夜景、光の秩序が浮かび上がる
札幌の街を見渡す広大な夜景、光の秩序が浮かび上がる

まとめ:「整える」という習慣を旅から学ぶ

「整える」という行為は、静けさの中でだけ行うものではない。
心を落ち着けるライブラリもあれば、自然に抱かれて整う食卓もある。喧騒の中で整える術もあれば、歴史の静けさの中で心を澄ますこともできる。夜景が示すように、広い視点を持つことで整えることもできる。
大切なのは、状況を選ばずどこにいても自分を整える意識を持ち続けること。
旅の写真を振り返ると、その一枚一枚が、人生を前に進めるためのヒントとして「整える」感覚を与えてくれる。

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