ねじ屋。由美です。
いきなり酷暑。
梅雨も早々に明け、酷暑。
きっと
長々、酷暑。
酷暑を乗り切れる、体力づくりしなきゃですね。
さてさて、先日 神奈川県川崎市にある “日本理化学工業株式会社様” を見学してきました。


日本理化学工業 とは?
神奈川県川崎市にある、「チョーク」「キットパス」を製造している会社。
実はこの会社、学校でよく使われている「ダストレスチョーク」のパイオニア!
日本中の学校で使われているチョークの多くが、ここで作られたものなんです。
そして、ホタテの貝殻配合で安心安全。

キットパスとは、お米からとれるワックスからつくられているクレヨンのようなもの。こちらも安心安全。
多様な使い方ができて、大人でも何か書きたくなります。

今回お邪魔した川崎工場のほか、北海道美唄市にも工場があり、製造ラインを知的障害のある社員が担っています。
すごいところは、全社員の約7割が知的障害
のある方であること。
しかも、福祉的な立場ではなく、「同じ職場の仲間」として、それぞれの得意なことを活かしながら、毎日きちんと仕事をしているんです。
道具や作業内容にはたくさんの工夫があり、一人ひとりが安心して、そして自信を持って働けるような仕組みが整っています。
まさに、「誰もが活躍できる職場づくり」を実現している会社です。
キットパスで彩られた、あたたかい空間
見学前に通された部屋には、キットパスで描かれた大きなアートが!
窓一面にカラフルな絵が広がっていて、思わず「わぁ…!」と声が出てしまうほど印象的でした。

このアートも、デザイナーさんや社員さんたちが自由にのびのびと描いたもの。
線や色のひとつひとつに、個性と想いがつまっていて、ただの“製品”を超えて、人の心を動かす道具なんだなぁと感じました。
※後ろにあるブルーのハートは、マスキングテープを貼り詰めて作られたもの。
工場見学
なんとなんと・・・
見学中に写真撮るどころか、説明に耳を傾け、メモをとり・・・
皆さんの真剣な姿に見入ってしまって、気がつけばカメラを出すことすら忘れていました。
でも、それくらい心を動かされた時間でした。

材料をカットしたり、型に流したり、パッケージングしたり…。
どれも一見シンプルな作業なんだけど、社員さんたちの手つきがもう…職人!
真剣なまなざしで、自信をもって仕事に向き合っている従業員さん達。
特に印象に残ったのが、色を使って仕事をしていること。
安全に通勤できているのは、信号の色が理解できているということ。そのことから作業に色を組み込むことで
字が読めなくても、計算ができなくても正確に分量を量ることができる、作業を進めることができる。
素晴らしい仕組みだと思いました。
すごいんです!
「〇〇さんは、すごいんです!」
大山社長が、従業員の方の事を私たちに紹介してくれる時に、必ずおっしゃる言葉。
〇〇さんの作業は、早くてねぇ間違いがないんですよ。間違えたところ見たことない。
〇〇さんの作業はねぇ、美しい無駄な動きがまったくないんですよ などなど
従業員の方も、社長にそう言ってもらえると嬉しいですよね。やる気UPですよね。
大山社長は、皆さんの働きをしっかりと見てらっしゃるんでしょうね。
お土産
見学後、いろんな商品を購入もできます。
ちゃっかりキットパスを購入

お風呂用も孫に買っちゃいました。

何よりお土産に、キットパスを6本もいただけます♡


心の授業
ただの見学じゃなく、なんだか心の授業を受けたような時間でした。
“人を活かす”って、こういうことなんだなぁと、深く感じた1日。
これからの自分の仕事にも、きっと活きてくる気がします。
日本理化学工業様、ありがとうございました!
ねじ屋。由美でした。