SUS316とSUS316Lの違いとは?
こんにちは山下です。また台風発生です!前回投稿時の3つの台風は被害がなくてほっとしてると、また次が!災害の少ないことを祈ります。
SUS316とは
はじめにSUS316とは耐食性の良いステンレス鋼です。SUS304にモリブテンを添加したもので耐食性をあげたステンレス鋼で薬品等にも使用されたりします。
SUS316とSUS304の詳しい成分
SUS316=Cr18%+Ni+12%+Mo2%
SUS304=Cr18%+Ni+8%
SUS316Lとは
SUS316を加工しやすくしたステンレス鋼です。316の後に”L”がつくだけで違いがあるのです!このLの意味は”ローカーボン”を意味します。
SUS316はCr(クローム)Ni(ニッケル)が多く含まれてて加工しにくい材料ですので炭素量を少なくし加工を少しでもしやすくしたのがSUS316Lです。
SUS316とSUS316Lの詳しい成分
SUS316=Cr18%+Ni+12%+Mo2% +C (0.08%以下)
SUS316L=Cr18%+Ni+12%+Mo2% +C(0.03%以下)
SUS316とSUS316Lの違い
さっきの成分で着目してほしいのは”C(炭素)”の含有量です。
SUS316Lの0.03%というのは
SUS316の0.08%に含まれるので
SUS316のボルトが必要なところにSUS316Lを使用しても問題ないということです。
よく問い合わせのあるお話でなかなか、お電話で説明が難しかったので投稿してみました。画像にすれば一目瞭然ですね。
これで皆さんもハナタカになれましたねw